旅行記:「ラオス・ヴィエンチャン 🇱🇦」あたたかい人に出会う。生きることは愛すること。そんな場所
旅行記

旅行記:「ラオス・ヴィエンチャン 🇱🇦」あたたかい人に出会う。生きることは愛すること。そんな場所

公開 バンコク🇹🇭 → 🇱🇦

目次

ヴィエンチャン。ラオスの首都である。このヴィエンチャンは、日本では「世界一何もない首都」と言われることがある。本当に何もないのだろうかと調べに行くYouTuberなどもいて、その“何もない”という噂が一人歩きしている。ヴィエンチャンはタイとの国境に位置しており、私はタイから鉄道で入国した。入国は簡単だったのだが、ラオスの通貨であるラオスキープを手に入れるのが意外と大変だった。Wiseを使ってATMで現金を下ろすのが一番良いのだが、日本国内はもちろん、タイ国内でもラオスキープを買うことができなかった。ラオスキープは相場の乱高下が大きく、外貨両替所(Exchange)の商売としてはリスクが高いからだ。

ヴィエンチャンでの出会いとラオスの思い出

タイ・ドンムアンからラオス・ヴィエンチャンへは鉄道(寝台列車)で入国したが、この列車はタイから15時間くらいかかってヴィエンチャンに到着する。車内で同じボックス席になったご家族がいた。ドイツで定年まで過ごした男性がラオスで奥さんを見つけ、ラオスで家族を持ったというご家族だった。そのご家族の親戚も同じ列車、同じボックスでワイワイと賑やかに過ごすことになった。そこで出会ったラオスの方々にはとてもよくしていただき、「ヴィエンチャンの駅から市内まで送ってあげるから、乗っていきな」と車に乗せてくれた。その時の話が心を打った。

車内ではご家族の話になった。ラオスでは孤児が多く、孤児の子どもを2人、家族として育てているという話になり、次々と出てくる愛あふれる話に不覚にも涙してしまった。写真はその時、車内で撮ったもの。大切に愛されているんだなと、愛おしい気持ちになった。車を降りる際に「少しでも晩ご飯のお金として受け取ってほしい」とお金を渡そうとしたら、「お金は要らないから、世界の子どもたちを助けてあげて」と言われ、さらに涙してしまった。ヴィエンチャンは、そんな愛のあふれる話から始まった。こんな優しい世界に触れられるから、生きることは楽しいのだと思う。

ドンムアン発ーヴィエンチャン行きの寝台特急
10時間ちょっとでタイの出国・ラオスの入国のため下車
この先がラオス国境
ラオス・ヴィエンチャンに到着
同じボックスで一緒になったラオスのご家族
ラオス鉄道駅はかなり綺麗に整備されていた。ここに両替所もあった

ヴィエンチャン観光

ヴィエンチャンは何もないと言われるがあたたかい人もそうだが意外と見るところはたくさんある。まずはヴィエンチャンにきたら必ず通る、必ず足を運ぶであろうところを紹介。

パトゥーサイ ປະຕູໄຊ

パトゥーサイ(ປະຕູໄຊ)は、ヴィエンチャン中心部に立つ凱旋門。独立のために戦った人々を追悼して1960年代に建てられたもの。外観は仏・凱旋門な感じがするが。ナーガやキンナリなどラオの意匠が刻まれている。内部階段で上部テラスへ上がることができる。市街とパトゥーサイ正面のメコン川を一望できる。噴水公園は憩いの場で、夕暮れの眺めが最高だと思う(8月は暑すぎて断念)。

タート ルアン ພຣະ​ທາດຫຼວງວຽງຈັນ

タート・ルアン(ພຣະທາດຫຼວງວຽງຈັນ)は、ラオスを象徴する黄金の大仏塔。ラオスの国章にも使われている。日本の国章は菊の御門。このタート・ルアンはラオスの16世紀、セーターティラート王の時代に建立されたと伝わり、数々の戦争で損壊しつつも再建を重ねてきた。三層基壇の上に優美な尖塔が輝き、国章や紙幣にも描かれる。毎年11月のタート・ルアン祭には僧侶の托鉢や行列が行われ、境内が厳かに賑わう。8月は暑かった。

ヴィエンチャン・メコン川沿い

メコン川沿いにはたくさんのレストランやバーが並んでいる。メコン川を見ながら海産物をたくさん楽しめる。ラオスのBeerlaoはとにかく美味しい。これはビールが好き嫌い関係なしに美味しいというと思う。

名物観覧車の広場(Amusement Park メコン川沿い)

ヴィエンチャンの「Amusement Park」は主に2か所あるらしいがよくYouTubeなどでも登場するのがこのメコン川沿いの観覧車のある広場。近隣には夜市も並び台湾と同じ雰囲気でアジアらしいマーケット。行った時は(2025年8月)水害の影響でなんと広場は水没。電気ついておらず観覧車も動いておらず。それはそれでレアな光景を見ることができた。

フランス料理店 Le Khem Khong

ヴィエンチャンではこのステーキしか覚えていないくらいに美味しいステーキだった。しかもかなりお手頃。フランス料理屋でしたがYouTubeの「しげ旅」のヴィエンチャンで珍しく美味しい、美味しいとしげさんが言っていたので行ってみたらマジで美味しかった。トリュフソースのステーキを選んでください。本当に美味しいです。

ナイトマーケット(Vientiane Night Food Market)

メコン川沿いにもナイトマーケットがあるものの、こちらのFood Marketの方が賑わっていた。おそらく食事ができるので香りに釣られて多くの人がこのマーケットに来るのだと思う。台湾やタイのマーケットに来たような気分になる。やはりアジアに来たらこういうマーケットに来るのが一番かもしれない。なぜかテンションが上がる。

宿泊ホテル(サラナ ブティック ホテル Salana Boutique Hotel)

初めて足を運ぶ土地ではちょっと良いホテルに泊まるようにしている。それはその土地のイメージがそのホテルで左右されるためだ。ホテルが悪かったらその土地が嫌いになる。それが旅といえばそうなのだが旅は楽しいものにしたい。初めてのヴィエンチャンはこのSalana Boutique Hotelにした。「ブティックホテル」という名前がラオスでは高級感のあるイメージにつける名前のようだ。日本ではちょっと昭和感のある雰囲気に感じてしまうが。メコン川まで徒歩3分ほど。ナイトマーケットにも近くとても良いホテルだった。フロントの方がとても素晴らしい方だった。観光のこともそうであったが、フロントでタイバーツからラオスキープに現金を換金してくれた。ATMとほぼ同じレートで良心的。

ヴィエンチャン街中の風景

最もためになるYouTube

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