旅行記:「マルタ共和国 🇲🇹」スリーマに泊まってヴァレッタ街歩き。ゴゾ島にブルラグーンにも行く
旅行記

旅行記:「マルタ共和国 🇲🇹」スリーマに泊まってヴァレッタ街歩き。ゴゾ島にブルラグーンにも行く

公開 アテネ 🇬🇷 → 🇲🇹

目次

マルタという国名を知っている方も、もしかしたらそこまで多くないかもしれない。このマルタという国は日本と同じ島国だが、とても小さく、数日もあれば国を一周することもできる国だ。歴史は非常に深い。その始まりは先史時代の巨石神殿(紀元前4千年紀、ジュガンティーヤ神殿)に遡り、フェニキア→ローマ→ビザンツ→アラブ→ノルマンと支配が交代した。アラビア語系の影響がマルタ語(現地語)として残っており、現在、マルタの公用語はマルタ語と英語である。

マルタの歴史を語る時に必ず登場するのが騎士団だ。1530年、聖ヨハネ騎士団(ホスピタル騎士団)がスペイン王カール5世からマルタを拝領した。騎士団は堅固な要塞都市ヴァレッタ(現在の旧市街地)を築き、1565年の「大包囲戦」でオスマン帝国を撃退。以後、海上救護と防衛・私掠(しりゃく:国の許可で行う海賊行為)で財政を支え、ヨーロッパの“地中海の盾”となった。

1798年にはナポレオンが占領、その後まもなくイギリスの保護下へ。第二次世界大戦では激しい空爆に耐え、国全体に「ジョージ十字章」が授与された。1964年に独立、1974年に共和制、2004年にEU加盟。2008年にはユーロが導入され、ユーロが使えるようになった。

このマルタの魅力は深い歴史のみならず、北部にはブルーラグーンなどの美しいビーチもあり、リゾートに来た気分で島を楽しむことができる点にもある。

旧市街地ヴァレッタ
ゴゾ島のブルーラグーン

宿泊はヴァレッタかスリーマか

マルタを訪れようと思った時に必ず悩むのが宿の場所だ。ヴァレッタにしようか、スリーマにしようか、必ず悩むはずだ。YouTuberなどでも「ヴァレッタに泊まったが次はスリーマにしよう」という話をよく見る。実際に自分が宿泊したところ、「スリーマの方がよかった」というのが実感だ。スリーマ宿泊をおすすめ。というのも、ヴァレッタは旧市街地で歴史的な建物が多く、国の機関もこのヴァレッタに集まっているためオフィシャル感あふれる場所だ。スリーマは新しい街でヴァレッタの対岸にある。スリーマからヴァレッタまでは朝6:45から30分おきにフェリーが出ている。価格も片道2ユーロ(往復3.8ユーロ)、10分ほどで到着するので、スリーマからヴァレッタへ観光気分でフェリーを使って渡るのがよいと思う。スリーマの方がレストランやマーケットなど数多くの施設があるため、滞在が楽なはずだ。

旧市街地のバレッタ
ホテルが沢山並ぶスリーマ
フェリーは片道2ユーロ(往復3.8ユーロ)
10分ほどで到着

宿泊ホテル(AirBnb)

マルタは観光地なだけあって非常にホテルの価格が高い。良い場所にしようと思えば思うほど高い。私が宿泊したのはスリーマのフェリー乗り場すぐ近くのAirBnbの宿。とにかく景色が良い。少し早めのチェックインにも応じてくれて泊まって本当に良かった。洗濯機も乾燥機も使えたよ。今回利用したAirBnbはこちら。

ヴァレッタ

ヴァレッタは歴史の話でも少し触れたが、聖ヨハネ騎士団が“大包囲戦(1565)翌年に築いた要塞都市”。総長ラ・ヴァレットの名を残している。碁盤目の街路・分厚い稜堡(りょうぼう)・大病院を核に設計された。城壁の内側を歩けば、なぜここが地中海の要衝だったか体感できる。なにぶん坂が多い。

騎士団長の宮殿

国家の中枢だった宮殿。アーマリー(武具庫)で騎士団の甲冑と火器を間近に。政務の舞台と軍事のリアルが同居する。入場料が12ユーロ。騎士団長の宮殿の中は展示物が思った以上に少なかった。

参加したツアー

スリーマ発:コミノ島・クリスタルラグーン・ブルーラグーンーFrom Sliema: Comino, Crystal Lagoon, and Blue Lagoon(GetYourGuide)

旧市街地のヴァレッタ、対岸のスリーマからコミノ島やゴゾ島までバスで1時間以上の距離があり、フェリーなどを乗り換えるとなかなかアクセスが難しいのだが、ツアーに参加するとスリーマ集合、そこから高速船に乗りゴゾ島へまで。ゴゾ島のビクトリアで自由に観光することができた。その後、コミノ島に上陸。ブルーラグーンで2時間滞在という素敵なツアー。これをツアーなしに手配しようと思うとかなり大変な手配になる。ゴゾ島では観光バスに乗ってゴゾの島を観光できるのだがGetYourGuideのバスオプションをつけておく必要がある。また、ブルーラグーンのあるコミノ島では別途に上陸登録が必要になっています。これはツアー会社が行ってくれないので自分で行う必要があります。

GetYourGuideのツアーはFerries 4のLuzzu Cruises boatが集合場所となります。ここからツアーの予約

スリーマのFerries 4の「Luzzu Cruises」。乗船前にチケットを確認
フェリーからスリーマを眺めながらゴゾへ向かう

ゴゾ島ツアー(ヴィクトリア)

ゴゾ島が見えてきた
ゴゾ島ではバスに乗り換え
ヴィクトリアに到着
ゴゾの聖ジョージ教会
Cittadella Gozo(チッタデッラ)

コミノ島・ブルーラグーン(上陸に登録が必要です)

上陸前に登録証チェック。コミノ島上陸登録はこちらから 無料です
QRコードを見せると入島パスがもらえる。無料です
コミノ島のブルーラグーン。旧市街とリゾートの対比がすごい
ボートについている滑り台で遊ぶこともできそう

空港から市内へのアクセス

マルタは狭い島なのでバスの移動だけで多くは問題がない。空港からは空港を出てすぐのところにバスが待っているのでバスに乗るだけでOK。クレジットカードを乗車前にかざすだけでOKです(VISA/MASTERのみだったかも)降車場所はスリーマの場合はFerries 5でOK。

市内スリーマFerries 5から空港までもバスが朝6:00あたりから出ている。バスの中でクレジットカードをタッチするだけで乗車ができる。

空港→市内:空港からのシャトルバス
市内→空港:Ferries 5から空港までのバス

市内→空港:Ferries 5のバス停

マルタの写真

最もためになるYouTube

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