小西 裕太 YUTA KONISHI ー PROFILE

小西 裕太 YUTA KONISHI ー PROFILE

公開 約3分 筆者:yuta

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このサイトは小西裕太(Yuta Konishi)の個人サイトです。金沢市出身(長田中学校)です。JAIST 知識科学研究科卒業 修士。自分の仕事や旅、世界の歴史、金沢の郷土の歴史などをまとめています。

自分は金沢の郷土研究家だと思っています。幼い頃に母を亡くしたこともあり、祖母とよく話をしました。昭和の世界についてたくさん話を聞いたのです。その世界を私も見たい。今こうして金沢の郷土について取り組んでいるのは、その世界を見に行く行為なのだろうと思う。少しマニアックで見る人は限られるかもしれないけれど、誰かのために、そして金沢のために役に立てばよいと思っています。

音楽は中学生の頃からの趣味で、当時はギター少年でした。今もギターを弾いています(Jazz Guitar)。中学の頃から作曲を始め、いつの間にかアンビエントなどの音楽にハマり、K-MUSICLIFEというレーベルを立ち上げました。YouTubeチャンネル(4K subs)でも多くの楽曲を公開しています。

最近は、多くの世界のことを見て、言語、Webにも強いことからインバウンドコンサルタントとして金沢のインバウンドを支える仕事をしています。長い話になるので、下記に自分のプロフィールをまとめました。

音楽との出会いとネットレーベルの創設(-1999)

中学生の時から音楽が好きで、MR.BIG やスティーヴ・ヴァイに憧れてギターを始めた。なぜか高校生のときには癒やしの音楽に心を奪われ、ヒーリングミュージックやチルアウトミュージックの世界にハマり、音楽を作り始めた。自分で作った音楽を多くの人に知ってもらいたいと思い、ネットレーベル「K-MUSICLIFE」を立ち上げ、同時に Web サイトも公開。1999年にスタートした。

画像) 現在も運営しているK-MUSICLIFEのWeb Site
画像) 高校生のときにハマりにハマった mind relaxationシリーズのCD かなり影響を受けていると思う。

掲示板運営で身についたサーバ構築(1990年代後半)

ファンの声を聞きたいと思い掲示板などを作るためにプログラミング(Perl)を習得し、自宅でサーバ(Red Hat Linux、TurboLinux)を立てて掲示板を運営していたのが1990年代後半。Web サーバやメールサーバ、VPN サーバなど、なんでも構築できる能力はここで身についた。現在は PHP、Python、JavaScript が中心。

画像) かつてWindows XPで利用していた実際の私のCubase sx2の音楽制作画面
画像) 最近はもうLogic Proしか利用していない。実際の私のLogic Proでの音楽制作画面(ちょっと古い)

動画配信をはじめた muzie 時代(2000年初頭)

作った音楽だけでは物足りず、映像も配信しようということで、YouTube もない時代に RealPlayer や ASF(Advanced Streaming Format)で自分の音楽に映像を付けて配信していたのが 2000 年初頭。MySpaceやmuzie などの音楽サイトが YouTube のような役割を果たしていた。

YouTube 立ち上げと NextUp 選抜(2012-)

2000年代に入り、YouTube が登場すると K-MUSICLIFE チャンネルを立ち上げた。まだ日本語も未対応だった時代に、自然の音と自分の音楽の配信を始める。 この YouTube チャンネルは現在も続く「K-MUSICLIFE Channel」である。2012〜2015年頃に世界的に話題となり、YouTube クリエイターの登竜門である Google NextUp 2012 に選抜された。

YouTubeの世界ランキング上位だった頃
YouTube NextUp 2012のクリエーター投票
YouTube NextUp 2012の様子

自然音の録音とバイノーラルマイクの自作

YouTube で配信する自然の音の録音にもハマり、独自に開発したシリコン製の耳とコンデンサマイク・カプセルを組み合わせたバイノーラルマイクで自然の音を多く録音した。当時は YouTube でもかなりの話題となり、NHK の取材なども受けた。

画像) オリジナルバイノーラルマイク 2011年 1号機
画像) オリジナルバイノーラルマイク 2020年 2号機

バイノーラルマイクで自然の収録したアルバム「Nature Sound 石垣島」(2025年2月リリース)

アルバム制作(2006–2017)

この頃に多くの音楽アルバムを制作・発表している。2006年『in mind』、2011年『Water Place』、2017年『Nature Flow』を発表。現在でも YouTube はもちろん、Spotify や iTunes などでも聴くことができる。

2006年 in mind
2011年 Water Place
2017年 Nature Flow

金沢ローカルメディアの運営(2015-)

2015年頃になると、北陸新幹線開業を機に出身地である金沢の観光情報を配信する Web メディア「ビューティーホクリク」を立ち上げた。コンテンツ取材や撮影、歴史探訪、サイト構築まで何から何まで一人で運用し、2015年時点で月間100万ビュー目前まで伸びたものの達成には至らなかったことが、いまも記憶に残っている。金沢というコンテンツだけでは 100 万ビューを稼ぐのが難しいというポテンシャルの限界も目の当たりにした。

2014年08月04日のはてブホットエントリ
2015年01月20日のはてブホットエントリ

Web サービス開発と地元向けプロダクト

この頃から Web サイト制作やシステム構築の依頼を多くいただくようになり、仕事の中心が音楽からそちらへと移っていく。他方で、いくつもの Web サービスも立ち上げた。RSS リーダーや、ニュースの住所を自動抽出して地図にマッピングする「地図新聞」、金沢市の中学校の校区(校下)エリアを地図で確認できるサービスなど、地元に根ざした開発も多い。

画像) Google RSS Readerの後継として開発したRSS Reader
画像) あらゆるニュースから住所をパースして地図にマッピングしたサービス「地図新聞」

海外事情を知る

2017年頃からはアメリカやアジアを中心に、さまざまな場所を旅した。アジアの多くのレストランを訪れ、アジアの魅力や、アジアにおける日本の意味をよく考えるようになった。アメリカ、台湾、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、インドネシア。インバウンドの仕事をスムーズにできるようになったのは、オーストラリアへの留学だけではなく、この旅があったからだと思う。

画像) アジアのあらゆる場所で散髪するのが趣味になった。写真はバンコク郊外
像) アメリカ大陸自動車で横断。シカゴの夜景が一番美しかった

コロナ禍での事業拡張と「温泉ウエディング」と兼六亭 御宿の運用開始(2022-)

そして 2019 年後半に始まった新型コロナウイルスの影響で、世界中・日本中がデジタルにシフトし、その重要性が広く認知され始めた。サイト制作のみならず、ネットショップや、業務の効率化を図る各種業務システムの開発も行うようになる。とくに兼六園の噴水の目の前に位置する「兼六亭 御宿」では、宿のオペレーション構築、ブランディング、OTA など、宿の立ち上げをトータルで支援した経験がコロナ禍での大きな学びとなった。また、カーロカーラの「温泉ウエディング」は国際結婚の受け皿となる新しい形のウエディングブランドとして国内外に広く浸透してきた。

コロナの収束が見え始めたころ、兼六園の噴水の目の前にある「兼六亭」の仕事に携わるようになった。宿部門である「兼六亭 御宿」の運用を任され、2022年ごろに本格的にスタート。Airbnb、Booking.com、Beds24 など複数のプラットフォームを駆使し、今では金沢の Airbnb でも予約の取りづらい人気宿になっている。

画像) カーロカーラの「温泉ウエディング」国際結婚の受け皿となって国内外で浸透してきた。
画像) 国内のラグジュアリーホテルを取材、1時間位のYouTube番組としてまとめた。
画像)「兼六亭 御宿」の外観。多くの予約サービスでもこのアイコンを利用している。iPhoneで撮影。
画像) AirBnb, Booking.comでも販売中。インバウンドのお客様も数多く対応中。

サンマリノ交流とインバウンド・コンサルティング(2022-)

2022 年からは、サンマリノという国と日本の交流にも関わるようになった。2022 年から始まった「サンマリノまつり」に参加しつつ、ヨーロッパ各国を見て回り、金沢を訪れるインバウンド客の行動や期待を現地視察している。一人旅ももう慣れたもので。UAE、イタリア、バチカン、サンマリノ、ドイツ、ロンドン、オランダ、フランス、スペイン、トルコ、マルタ、ギリシャ、ラオス、中国。

画像)サンマリノまつりで金沢の石浦神社指導の元でお神輿を上げている
画像)サグラダファミリアはやはりよかった

茶道体験ツアー造成と販売拡大(2024–2025)

2024年に入ると金沢のインバウンドが一気に戻り、現地ツアーの需要が高まった。そこで兼六亭とともに茶道体験の現地ツアーを造成し、GetYourGuide Klook で販売を開始。多くの海外のお客様に利用されるサービスとなり、2025年には年間 10,000 組ほどの規模に達する見込みとなった。こうした経験を束ね、2024 年からはインバウンド・コンサルタントとしての仕事も本格化している。

画像)GetYourGuideで金沢の定番ツアーとなった
画像)Klookでも販売している

郷土史と著書『金沢駅のゆくたて』(2025)

2025年には金沢の郷土好きが高じて『金沢駅のゆくたて』(北國新聞社)を出版した。260ページにわたる大作だ。金沢駅は明治31年に開業したのだが、そこから現在までの歴史と写真を、歴史の隙間なく出来事で埋めた力作。金沢駅周辺で育ったということも出版の一因。2025年は金沢駅の鼓門の完成からちょうど20年、北陸新幹線開業からちょうど10年。記念すべき年だった。その年に金沢駅の本を出版できたことは、とても光栄だ。Amazonでの購入はこちら

画像)『金沢駅のゆくたて』北國新聞社
画像)完成したところの金沢駅のゆくたて。まだ在庫あります

YouTube Conieta Music(2025)

AIを活用し、ジャズの練習用トラック(Jazz Backing Tracks)を配信するYouTubeチャンネルを開設。継続はなかなか難しいが、K-MUSICLIFEとは別のチャンネルとして久しぶりに収益化が見えるコンテンツに育ってきている。今後、練習用トラックを100曲まで制作するのが今のところ目標。Conieta Musicはこちらから。

画像)Conieta MusicのYouTube
画像)100曲目指して制作

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